古民家のフローリングといえば、長年の劣化で床が抜けてたり組木はとれていたり、
そんな古民家のフローリングを安価に合板で重ね張りを行いました。
古い家は組木がこんな感じで外れます。。
では、さっそく取り掛かります。
部屋の寸法を測る
一番大切。しっかり正確に測りましょう。
寸法と一緒に床からの高さに余裕があるかも確認しましょう。
重ね張りの場合、現状の床より高くなります【合板の高さの分】
測らないでノリでやると扉が開かない、床に引っかかる。などなど、
ちょっと大変なことになってしまうので必ず確認しましょう。
ちなみに合板の厚み3㎜とか5.5㎜とか種類があります。
ホームセンターへ買い出し
部屋の寸法を測ったら合板をホームセンターに買います。
こだわりポイント
通販でも買えるけど、合板の木目とか気に入ったものを
買ったほうが良いです。
床を張った後にニスや柿渋を塗るのですが、
木目が綺麗に見えるものを選んだほうが仕上がりが良いです。
他にホームセンターで用意するものは
- 木ねじ
- ニスや柿渋
- 細かいカット用のノコギリ
- なければ工具(ハンマー、電動ドライバー、やすり)
- 下地探しセンサー
合板のカット
ある程度の大きさはホームセンターにお願いすると楽です。
好きな方は自分でやってもOK。
ホームセンターによりますが、だいたい直線1カット50円、のように1カットで値段が決まってます。
特に大きいカットはやってもらうと本当に楽です。
合板の運搬
ホームセンターで軽トラを借りましょう。
自家用車に積めればいいですが、
無理すると車の内装を痛めることもあるので
軽トラを借りて運搬するのがオススメです。
フローリングの下にある木材の確認
フローリングの重ね張りをする前に、フローリングの下の構造体の木材(根太)の確認をしましょう。
どこに根太が入ってるかわかる機械(下地探しセンサー)を使って調べます。
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床を叩く音の変化や床の硬さでもわかる人はわかるらしい。
写真のように場所が特定できたら、床にマジックで書いてしまってください。
フローリングを固定するビスはこの根太に打ち込んでいくのでこの段階で把握しましょう。
〇に×で書かれてるのは床が抜けてる場所をしるしてます。
フローリングの下の構造体にもルールがあり、
根太は1寸(303mm)ピッチで木材が置かれます。
重ね張り開始
もとのフローリングの掃除をして合板を敷きます。
ここで寸法がばっちりハマっていればすんなり置いてけます。
窓枠や角などが出っ張てる部分は入らないと思うので、
細かいカットしてハマるように調整してください。
また微調整はやすりで削りましょう。
びしっと敷き詰められたら
木目にうっとり。。。
木ねじを打ち込みます。根太を狙って打ち込んでいきましょう
基本は4点から6点打ちすればいいです。
木ねじを打ち込むのに電動ドライバーを用意しましょう。
手で打ち込んでいくのは出来なくは無いですが、だいぶ厳しいと思います。
ニス、柿渋塗り
あとは好みにニスで仕上げるか、柿渋で仕上げるか、
何も塗らないのもいいと思います。
部屋の雰囲気に合わせて塗っていきましょう。
我が家は柿渋で仕上げました。
柿渋は時間が経ったほうが徐々に味が出てくるので
オススメ
塗ったニス、柿渋が乾いたら完成です。
お疲れ様でした。
まとめ
しっかり準備をすれば、3時間くらいで仕上がりそうな気がします
ポイントは測れるものはしっかり測って、正確に施工しましょう。
なぜか、私が測ると1センチズレるという事件が発生しました。。。
木のカットが多い場合や枚数が多い場合、お店にやって貰うのが良いと思います。
塗ってから5年後
載せるか迷いましたが、柿渋を塗ってから5年くらい経つとこんな色合いになります。
これは一回塗りでした。
5年間でだいぶ傷がついてるけど
まぁ合板だから気になりません(笑)
塗る回数が多いともっと暗いトーンが強くなります。